月とパン

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 先日、地元出身のアーティストがプロデュースするパンのイベントが行われた。
10店弱の出店リストを見ると、我が家から車で一時間強かかる場所のパン屋も来ていたようだ。何店舗かコーヒー屋も。

パン好きな自分にとっては心踊るイベントではある。

が、しかし


そのイベントブースの準備中の横を通りかかったとき、

すでに私は明日中に食べきらなければならないパンを片手に抱えていた
もちろん、ふるさと納税の返礼品で満杯になった冷凍庫には買ったパンを保管するスペースはない。

今回のイベントは見送りだなあ。と空を仰ぐと
耳と首の後ろに風が通り抜け、青空の中に浮かぶ白い透明な月が見えた

青空の中に浮かぶ透明な月には視線を外すことができない美しさがある。


それを見つめながら、肺を広げ、程よい冷たさの空気を吸い込みながら視界の広い場所をとことこと歩き我が家へと向かった。







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