今時期は手土産に桃を頂く事が良くある。

桃は好きやったし、ありがたく頂戴したいのはヤマヤマだけど
桃アレルギーのせいで火を通していない桃は怖くて食べられない



事の発端は4年程前

時間はたっぷりあるくせに
普段は何もせず床か畳、布団またはPCか携帯画面のどれかにくっついていた当時の同居人が
よっぽどきが向いたらしく、桃を剥いてくれた

桃を剥いてくれたお礼を告げた後に
皮のせいで痒くなる事があるから、私の傍に寄るときはよく手を洗ってからにしてくれ。というと
わかった。と良い返事だけはくれた。


その後、やめろ!と言っているにも関わらず体中を触りまくられ
「なぜ、この男は、明らかに私の体に害が出ると言っているのも関わらず、その原因になる事をやめる事ができないのか!理解できん!」と、怒りを抱えたまま眠りについた。

翌朝、目が覚めると、案の定、体中がかゆい、かゆいだけならまだしも、今回は目、喉、下半身、
とにかく粘膜系がはれ上がり、呼吸が苦しい。喉が腫れて息が通らない。寝る時やたらと息苦しかったんはこのせいか!そりゃ苦しいわ!

これは流石にヤバイんじゃないかと思い、病院に行こうと財布を握るが、何分、二人分の負担を強いられている自分の財布には中身がない。病院に行けない。自分の預金を使おうにも銀行は開いてない。(キャッシュカードは作ってない)もしかしたら、金を持ってるかもしれん同居人に手助けを乞おうとしたが、いない。電話をしても出ない。(その後三日位連絡がつかなかった)

仕方がないので、治癒力を高める為、もー寝るしか方法はない!と思い。あきらめ半分で出社ぎりぎりまで寝た。それが功を奏したのか、家を出る頃には顔と喉の腫れは治まり普通になんとか息ができるようになっていた。(自転車は痛くて乗られなかったけど)

しかし、接触量(摂取量?)がもう少し遅ければ、本当にアナフィキラシーで死んでたかもしらんで!と、看護師の友人に言われ。桃は加熱したもの以外は絶対口にしない。と固く心に誓った。そして、やはりコイツと一緒にはおられん。いやじゃ。近寄んな。はよ出ていけ。と強く思った。




桃をいただくとこの事を思い出す。
当時、笑えない位の話も、何年か過ぎれば笑い話だ。
懐かしい。

ほんと、生きててよかった。





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