秋刀魚を喰らう
会社に、以前家で働いていた人からその方の地元特産のスダチが届いた
スダチ=秋刀魚
って事で早々に仕事を切り上げ、魚屋の友達へ秋刀魚の在庫と値段の確認をし
行ってきた。
塩秋刀魚と生秋刀魚があったが自分はもちろん塩秋刀魚。
家に帰るまでが待ち遠しくてたまらない。
帰宅したらもう、秋刀魚を食べる事にまっしぐら。グルルをあらかじめ余熱で熱くおき、旨い塩を万遍なく秋刀魚にふり、上下直火で高温で8分程一気に焼く。焼き始めてから5分位であの皮を焼いた時の美味しそうな香りが家に広がっていく。
香りとグリル音から聞こえてくる元気にはじける音が合図だと言わんばかりにグリル扉を開ける。
こんがりといかにも美味しそうに焼けました。と言わんばかりの秋刀魚、ジュージューと熱せられた魚のいかにもうまそうな油のはじける音と香ばしい香りがさらに家の中に広がる。
秋刀魚を更に乗せ、待ってましたと言わんばかりに箸の先端をまずは腹の真ん中あたりをつつく
つつくと身がほぐれ中から湯気と共にほっこりとした秋刀魚の白い身とはらわたがキラキラとしながら姿を表した。そしてスダチをたらす。たらした箇所からジュっと食欲をさらに刺激する音が響く。後は本能が赴くまま、身を割り、骨をとり、サクサクジュワーという食感を口の中いっぱいで楽しみなながらその秋の味をかみしめた。
気が付けば2匹は骨と頭のみになっていた。
こうして季節を感じながら旬の物を食べられる事に心から幸せを感じ夜だった。
ああ。これで日本酒が飲めたらどれだけ幸せだろうか・・
来年の今ごとはきっとスッキリ辛口の日本酒と共に秋刀魚を喰らってるに違いない
来年の為に今日も精一杯生きようじゃないか。


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