勤務医たちの食生活とは


もし、大学病院やその他大きい病菌の近くにデリバリーのできる、
深夜食堂のようなタニタ食堂ができたら、利用するだろうか。




手術から半年が経ち、吸収糸が胸上部創跡の中から刺激してくる事以外は
ほぼ問題なく過ごす事が出来ています。
今では生活習慣、勤務形態、食生活を見直し、健康寿命を気持ちよく伸ばす事にアプローチしながら十数年後の弁置換再手術へ向けて日々を穏やかに過ごしています。
担当医はじめメディカルスタッフ、そして家族に感謝する日々。



ICUにいた時、深夜(たしか2時3時くらいだったと思う)
肺に水が溜まり呼吸が出来なかった自分の右胸腔部に穴をあけて処置をしてくれたある男性医師がつぶやいた事が今でも頭に残っています。

医師「晩御飯まだ食べてないんだよ」

私「先生いっつも何たべてんの?」
医師「この時間ならコンビニかな」
私「あれま。そのお腹(年の割にはぽよついていた)、コンビニ(のお陰で)でてきてんじゃん」
医師「はい。成人病です。」

こんな感じの会話を胸に穴開けられながら交わしたような気がします。


くまちゃんの様なナリで変なノリの結構好きなタイプの男性医師でした。

・・・それは置いといて。



今までは大きい病院だと調理師の深夜勤務があって、当直中や救急の医師たちの為の食事が提供されているよね。と思い込んでました。

先生の言葉が気になって
実際はどうなのか。とネットで調べたり、コメディカルや勤務医だった友人の話、通ってる皮膚科の元外科医の話を聞くとその食生活はひどいものでした。
カップ麺,コンビニ食、中華の出前で半ラー半チャーはたまた全ラー全チャー。
そして会合なり、なんなりがあれば塩分濃度の高いつまみ片手に浴びるように酒を飲む。
焼肉麦酒焼酎三昧。MRの接待で(知り合いのMRは肥満体だった)も食べる飲むノム。
全員が全員でないにしても月に数回休みがあればいい方で2,30時間連続で勤務する睡眠時間の不十分な人たちの食生活としてはあまりにも健康寿命を縮める事にしかならんイメージしか持てません。しかもこのメニューは医者や栄養士が診察やカウンセリングの時に全くお勧めしないメニューです。高血圧、高脂血症、まっしぐら。
そういえば、自分を三回執刀してくれた先生も高血圧が原因で亡くなられたと聞いた事を思い出した。人の命を救ってくれた人が劣悪な食生活が起因で亡くなったかもしれないと思うと心が痛む。やるせない。




勤務医、そして深夜勤務のメディカルスタッフの食生活が少しでもまともになれば
彼らの一次予防につながり、そして罹患率が下がり、健康寿命が延び、通院する我々もさらに良い状態の治療が受けられるかもしれません。


そう考えると頭に浮かんだのがタニタ食堂的な深夜食堂。
開店時間は22時~7時(近隣の飲食は22時前後閉店、7時に院内のスタバやコンビニが開店する)そして、忙しすぎる若い勤務医達(もちろの男女)のちょっとした出会いの場にもなったりしたらおもしろいのでは?なんて思ったり。

国が勤務医たちの勤務形態を考えられないなら
せめて食生活だけはまともなものを摂る体制を整えないといけません。




このアイディア、どういう形、どういう所へ提案すればいいのでしょう?




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