ドアアタック
事件は昨日の朝起こった。
電話を取り用件を聞き自分の仕事部屋から出て事務室へ向かい事務員あてに連絡があった事を口頭で伝える。
その瞬間「ゴッガッ」と言う大きい音と共に背面に痛みが走りそのままあ倒れそうになり体制を立て直そうにも胸とは腹の手術後のおかげでとっさに体をかばうときに力を入れるはずであろう場所に力が入らずそのまま床に崩れ落ちた。一瞬の出来事だった
目の前には床タイルの灰色が広がる。左半身に強い痛み走る、体を起こそうにもすぐには力が入らない。一瞬自分の身に何が起こったのか理解できずにいた。なぜ自分は倒れているんだろう?周りにいた従業員達は明らかに青い顔をしている。声を押し殺したような悲鳴に近い声が聞こえる。一番最初に頭にうかんだのは頭を打っていないかどうか。出血をしてに名かどうかだった。
先天性心疾患の弁置換手術後、抗血小板薬を飲み続けていいる体だ。ふとした出血が原因で通常の人では考えにくい症状に襲われる場合もある。硬膜下血腫とか脊髄内出血とか。普段注意をしていればほとんどの場合なることはないのだけど。いざなってしうまうとリスクは高いし、心臓の事もあり治療期間に多くの時間を費やしてしまう。そうであってほしくない。とりあえず頭首ともに打ってはいないようだ。あ・・これは翌日青あざ案件だな。と半ばあきれたようなどうしようもない気持ちになりながらもとりあえず出血はなく頭を打ち付けていないようなので体をなんとか自力で起こし上げた。
どうも私が立っていた背面のドアが勢いよく開け放たれたらしく、そのドアに突き飛ばされるような形で倒れ込んだようだ。大きな音を立てて派手に倒れ込んだことが従業員にもショックだったらしく自分の職務室へ戻った後もひっきりなしに様子を伺いにかわるがわる部屋に見に来る。「大丈夫」といい落ち着つかせ業務に戻ってもらってもそれでもまた部屋に様子を見に来る。しまいには車を出すから病院まで連れていきます。とまで。
本人はいたって元気(体左半身は激しく痛いけど)なつもりでも後になって大事だった事が何度かあるのでこの日は帰る事にした。
今の時間なら昔から通っていた整形外科の診察時間に間に合う。そう思い「今日は失礼します」と一言残し会社を後にした。そういえばあの病院へいくのは子宮摘出手術前の腰痛で言ったきりだから10ヶ月ぶり位。先生元気にしてるかな。なんて事を思いながら事前にスマホで病院のHPを開き駅前診療所の住所を(ヘッドホスピタルは他の区にある)を確認し出発した。しかし、歩いていても一向にたどり着く気配がしない。なぜだ。さっき来た道を戻りもう一度歩いても見つからない。なぜだ。そうか。痛みで思考停止状態になりわからなくなったのか、もしかしたら血栓ができそれが頭に飛び記憶障害を起こしているのか、だとしたらこれは救急車呼出案件だ。と思いながらGoogleマップのストリートビュウを確認すると、そこは、病院が本来あるべき場所は駐車場になっていた。。。
基本的に向こう側に人がいるかどうかも確認せずに勢いよく開ける人間が一人いる。生活音が非常に大きい、金庫を含めたドアを開ける時、ノブを回すとき、書類をめくるとき、歩くときや独り言をしゃべるときもすべてにおいて音がでかい。今回もその人間が原因だった。
今後の対策として
①ドア付近には何がなんでも立たない。普段気をつけているのだけど今回たまたまその前に立つ形になってしまっていた。
②体幹を鍛える
自分ができるのはこの二つだろう。


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