ローマ法王の休日
監督は息子の部屋のナンニ・モレッティ
彼の映画は美しいけれど少し難解、自身の知識と感性を磨いていかなければついていけない
投票によりローマ教皇になったもののその責任感のプレッシャーに耐えきれなくなり
逃げ出した教皇の話
一一般人にはなかなか理解し難い話であり、ああ。カトリックでイタリアの文化だからこいういう進み方になるのだろうな、というイメージをフル回転しながら見ていた。
彼の複雑な心境をよそに美しバチカンの街で彼の感情を抜きにした物事が進んでいく様を見るのは残酷で心が痛む。
メルヴィルはバチカンの聖職者で教皇に選ばれるような人間であったのにもかかわらず自身が俳優志望でありながら演劇の学校へ入れなかったことや、劇団との交流の中で結局自分は何者でもなかったという深い絶望の中にいたのだろうか。




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