子宮摘出手術当日とその前後の事
さて気がつけば手術から明日で一1週間が経とうとし、明日は退院となりました。
傷は変わらず痛く、この文章もリクライニングに体を預けながら打ち込んでいます
記憶の薄れないうちに手術前後のことを書いておこうと思います。
手術前日:手術前に紙パンツを売店に買いに行った。翌朝まで爆睡
手術当日:
紙パンツを履き手術着に着替え、手術開始前にスタンバイしてくれていた家族の顔を見て
付き添いの看護師さんとともに手術室へ。
手術室の前で担当の婦人科医の先生方、麻酔科医、研修医の先生方にご挨拶。
準備ができるまで扉の前で暖かいバスタオルを肩からかけてもらい明日のジョーのようなスタイルで待機
その間手術室の扉のガラス窓から室内を覗いて様子を見る、
オペ看、麻酔科医、が手術前の準備をしてる様子が伺える。
この辺は本当に再現度の高いドラマを見ているようで面白かった。
準備ができたのが手術室の扉が開くと
戦隊ヒーローみたいに担当の病棟担当医や研修医のいつもニコニコな先生を含めたスタッフたちが総並びになっていて、そこで改めてお互い顔を合わせて挨拶を済ませた
そして手術台の上に寝転ぶ
麻酔が入るまで手持ち無沙汰なので天井部にある術野を映すモニターに自分の手が写ってるがどうかコマネチをしながら1人遊んでいた
その後声をかけてくれたオペ看らしき子と談笑をしながら
私「眠くなってきたけどもしかして麻酔入ってる?」
看「えーまだ入ってないぽいですよー」
私「そうなの?マスクつけてるせい?気のせいもいいとこだねー」
麻「いや、今テストで少し入れてるし」
私看「www」
とかなんとか言いながら「おやすみなさ−い」と言いながら眠りにつく
そして麻酔から覚醒
目が覚め一番最初に感じた事は便意。
術後開口一番に言った言葉が
「すみません。ウンコさん出そうです」
「えっ。出そうなの!?」
「なんかすごい便意だけあるんですよ。術前に飲んだ下剤の効き目が残っているかと思われます」
なんて言いながらいつどうなってもいいようにお尻にティッシュを便座をスタンバイしてもらいました。
スタンバイしてもらったのに結局出ませんでした。(ちっ…)
術後は回復で30分から1時間程度、恐らくそこでほぼ私のお尻の下には便座が敷かれていたと思う。
Siriに硬いものを引かれていた余韻が残るまま一般病棟へ戻るべく移動へ
その間、立ち合いに来ていた母と妹と対面。
麻酔が効いて非常にだるかったので目をほぼ閉じた状態で「おはよー。長い待ち時間、お疲れ様でした。ありがとう」とだけ伝え病室へ
手術所要時間は大体3時間弱
病室に戻り看護師さんに囲まれカニューレ等々絡まらないように準備をしてもらいベッドに帰還
「目開けられますか?」と聞かれたけども
「しんどいのとめんどくさいので無理です」と言いながらなんとか開眼
体には点滴のアセリオ静注とPCAに加え、酸素カニューレ、尿道カテーテル、血栓予防に両足にテルモのベノストリーム
この日は絶食。お腹は全く空いてなかったけど腸が新しいポジションになってテンションが上がっているのかずっと鳴りっぱなしだった。
3年前の開胸手術の経験上、あれよりは痛みは幾分かマシであろう。と踏んでいたけど
その予想は大いに外れひたすら痛みと戦うことになった
一般的な開腹手術には硬膜外麻酔が適応される
しかし私のように抗血小板薬を服用していると硬膜外血腫、及び半身不随のリスクが懸念されるので適用されない。
今回の手術で使われたのは腹横筋腹膜ブロックと呼ばれる麻酔でした。
硬膜外麻酔に比べて麻酔の効き目がどれくらい違うのか確認をするのを破れていたけど
とりあえず痛かった事ははっきりと覚えています
夜にPCAポンプのスイッチを数回押せども気休め程度でした


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