胃薬と胃炎レシピそしてエクオール

 あれだけ苦しんでいるのにもかかわらず昨日は会社で飲むように胃薬を忘れた自己管理力のない自分にこのばかちんがっと一人突っ込みながら昼休憩時間中にネットで探したものと、女子栄養大学出版の胃・十二指腸のごはん というレシピを参考にしがらディナーを作った。


先日の検診の時についでに調べたエクオール検査ではほとんど体内で作られていない。という結果をもらい、食事に取り入れることにした。


エクオールとは何ぞや?という話なんだけど

エクオールはエストロゲンとよく似た働きをする成分らしく、エストロゲンに類似した構造を持ち、エストロゲン受容体に結合することによって、エストロゲン様作用を示すと言われているらしい。

エクオールが体内に入るとエストロゲンとエクオールがお互いに「お。ワイとなんぞに似てるわ。ちょいと結合して体の中で働いてみようかの」といった感じになるらしい。知らんけど。


エストロゲンが不足すると月経の量が変化(摘出した私には関係ないが)、更年期症状、尿失禁や膣炎・性交痛(女性のタイミングを考えん下手くそなあいてならなおさら痛いやろな)など自覚する事がある。閉経後数年を経過すると骨粗鬆症、動脈硬化、認知障害などのリスクが高くなる。これらの病気の初期には時価う症状がないという特徴があるので、受診による早期発見が重要となる。

エライこっちゃ。先天心持ちはただでリスクの高い。予防できる方法があるなら、それがお財布と体に優しいならなおさらせねば。ってことで、使い切り易い200mlの豆乳(ふくゆたか)を注文した。


豆乳であれば胃炎がきつい時でも使える。そして元々豆乳は好き。


エクオールの一日摂取量の目安は10mg

豆腐200g、納豆1パック、豆乳200mlでだいたい摂れるらしい。

納豆は次の弁置換手術でたべられなくなってしまうけど(2023年5月時点)のこりに二つもアレルギーはないしなんなら大好きだ。

ふくゆたか豆乳の200mlパックを毎日飲むか食事に使うかをしておけば必要量を摂る事は充分にできる。サプリメントで摂るより食事でとる方が楽しくておいしい。


そんなわけで我が家の晩御飯は豆乳スープになった。

母の北海道の友達の娘夫婦が営んでいるファームの無農薬アスパラガス、地元産の無農薬人参や新玉ねぎ、と鮭を使いスープを作った。味付けは塩こうじのみ。これがまた鮭とのうま味が混ざり良い深い味わいになる。

美味しいアスパラガスは胃粘膜の修復を助けてくれるし、鮭は消化吸収も良くたんぱく質が取れる、ニンジンは薬膳では胃腸を助け消化等の働きを補う役目があると言われている。玉ねぎは胃腸の働きを強め消化吸収をたすけてくれるらしい。万々歳の食材たちだ

どのみちこの野菜三点は胃腸の術後のレシピにも消化吸収での負担が少ないので良くでてくる野菜たち。特に玉ねぎとアスパラガスは旬だから今のこのタイミングで食べない訳が無い。


調理工程はいたってシンプル

鮭とアスパラガスをグリルで焼いている間に適当な大きさに切った玉ねぎと人参を少量のオリーブオイルで炒め、全体にオイルが回ったら100㏄程のお湯を入れジュっといわせ、沸騰したら弱中火にし、ある程度柔らかくなるまで火を通し野菜に湯がかぶるくらいまでに詰まったら豆乳をいれ同じ火力でじっくり火を通す。その間味付けに塩こうじ、黒コショウをいれ、最後にほぐした鮭の身とアスパラガスを入れて出来上がり。

シンプルだけどこれがまた抜群にうまい。

うまいもんだから困ったことに食べすぎてしまう

食べすぎると粘膜にまた負担をかけてしまう

私は馬鹿なのか


うん。今日だけは馬鹿で良い


ここしばらくは食欲がなく、そのせいで調理をする楽しみがなくなっていた。

ただただ薬を飲むために食事を作ってたべていただけ。メニューや調理工程の段取りを考える楽しみはなく、ただの苦痛な義務であったのだけど、この日は胃薬が効いてるおかげかとても楽しかったのだ。

食事を、食材、段取り、調理過程を考え作り食べるのは私の生きる喜びだ。ひさしびぶりにその喜びを感じる事ができた。今日くらいはいいじゃあないか


参考にしているレシピ

女子利用大学出版の


おかずレパートリー胃・十二指腸潰瘍 (食事療法おいしく続けるシリーズ)


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