日記

行きつけの店がきっかけで仲良くしてもらってる友人の一人から美味しそうなご飯情報が届いていた。中国料理のお店でロティ(パラタのよなもの)や週末限定で朝一で揚げパンが販売されているとのこと。神戸の本町中華街のおかゆ好き人間としては是非とも食べてみたい。

ここ最近は引越しの疲れで新しい食を探しに行く元気がなく通販ばかりで丁度やさぐれかけていたタイミング。こりゃここに行かねばとなり早速準備。食べたいものが食べられるかもとなると俄然元気とやる気が出てくる。

ここ数ヶ月部屋に鎮座していた引越し段ボールを全て引き取って(もちろん費用は発生したけど)もらい部屋がスッキリしたし、気持ちを入れ変えて再出発するには良いタミング。



術後のリハビリでお腹の傷の痛みに堪えながら毎日のように歩いていた道を半年ぶりに歩いた
あの時は痛みで前傾姿勢でよちよち歩きだったけど今はゆっくりだけど姿勢はまっすくそれなりの速度で鼻歌混じりに歩くことができた。



お目当てのものが食べられるかもしれない。となると片道30分以上の距離も苦にはならない。街の一角の中国人が多く住むエリアにある中国食材や料理のお店は昼間のピークを過ぎていてもその周りには人の姿がちらほらとある。店に入るとそこにも数人買い物をしていて察するに日本人は私のみ。普段の声もかけない、目くばせもないのにチロチロとみられ、会釈や挨拶をするとすっとどこかへ行ってしまうあの雰囲気はいまだに好きではない。日本人以外のお店に行くとじっとみて話しかけてくるか、そもそもほったらかしなのでそういった感じが気楽で好きだ。
ロティは買えたけど肝心の揚げパンは案の定売り切れていた。
ロティを買うとその間に挟むおかず欲しくなる。折角なのでワンブロック北にある中国食材とお惣菜のお店に行きゼンマイと干豆腐のピリ辛炒めを買った。2軒はしごをしその両方でしっかりと買い物をしたもんだから荷物がそれなりに重くなってきた。道中どこかで休憩を取ろうにも外にあるベンチは全て石。これに座ると今時期は非常にお尻が冷えてしまう。鼠蹊部を何度も切開穿刺を繰り返してると血の巡りが悪くなり、普段気をつけていても冷えやすい。
もう少し歩いてから考えようとそのまま進んでいると自宅まで後5、6分の商店街の中までたどりついていた。目の前にはコロナ前には週一で通っていた今ではすっかりご無沙汰している喫茶店がある。店の前まで行き人がいれば帰ることにしようと思い中を覗いてみると誰もいない。おかげで半年以上ぶりにお店に行くことができた。

昔ながらの木材を基調とした懐かしい雰囲気の喫茶店。
実はこのお店国内外の著名なミュージシャンが訪れたこともある店だ。
店内ではいつもジャズが流れていて、お店の音楽好きのマダムがネルドリップで淹れる
コーヒーの香ばしい香りがその雰囲気をさらに上げてくれる。

ここのお店がきっかけで我が師憲さんと出会った

K姉ちゃんの太陽の明るさでお店の常連になる人もいる。
私もそんな中の一人


私の手術入院や療養中、そしてステイホーム中もずっと励ましの連絡をくれていた人。この人にもどれだけの元気をもらっていたことか。。。


久しぶりのもんだから募る話がたくさんあった。その中で悲しい別れの話もあったし、嬉しい喜びもあった。そしてあえていないみんなの近況も聞いたり。

そんな中で人生が少しずつそれぞれに刻まれていくのだなあ。。としみじみ思う。



他のお客さんが来たのを合図に今日は帰ることにした。
帰宅後は早速アレサフランクリンの映画を見ながらロティに中国料理のおかずを挟んでゆっくり鑑賞。感動で体が震え全身に鳥肌が立ったのはいつぶりだろう。


久しぶりに感じる感覚を喜びながら晩御飯を頬張った


この体にパールオイルの飽和脂肪酸、グルテン、高塩分を摂りこむ背徳感がたまらん
今日は1時間以上歩いたから良吉としよう









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