先天性心疾患 定期検査と診察


また1ヶ月が経った。



 大学病院用のアプリを立ち上げ、自動受付を済ませ検査に向かう。


採血が終わると心電図。


待合室の椅子に腰掛る

座った目線の先には受付カウンターの壁部分があり、シールが貼ってある。

目を凝らしみてみると、雪の結晶だった。

季節ごとにこうして色々なシールを貼り替えてるのだろう。


増悪中、術後、療養期間の体の機能回復時はしんどさもあり、つい目線が下に向きがち。

そんな目線に先にこう言ったシールがあると、そのちょっとした病院側の心遣いに涙腺が緩む。丁度子供の目線の高さだから子供たちを喜ばせるために貼ってるのだろう。



私が案内される部屋は至る所にアンパンマン。入院中だろうが外来中だろうか、なぜか毎回この部屋だ。


私にはアンパンマンを引き寄せる何か見えない力があるのかもしれない。



心電図のパッチの冷たさで、季節がまた寒くなってきたことを感じる。

たまに見かける臨床技師の8年前は真っ黒だった頭髪は今や真っ白だ。


人や季節の移ろいに、自分もこの時間軸の中の一端とし生きていられることを実感する。



診察ではここ一か月の体調の変化、感じたこと

そして血圧、SPO2、脈、体重の期間平均を伝える。

Pt-inrが先月の倍になっていた。なんでだ。主治医と話しながらここ最近の食生活を思い出す。

金曜日に月一の歯のメンテナンスに行ったときは出血すらしていなかった

可能性としては、日曜の夜に家族とたら食べた参鶏湯だ。

食材を確認すると、生姜、にんにく、高麗人参。これか!

平日は喉がイガイガするからとコンビニで適当に買ったのど飴がマヌカハニー入り。



高麗人参とマヌカハニーはワーファリンの効きを増強させる作用がある。下手こいた。

自分で自分を出血リスクを上げていた・・


ワーファリン服用開始から薬膳やハーブ系の料理を避けていたのが余計にあれだったのだろう。

ここ一年近くワーファリンの量は同じで、特に大きな変化はなかった(2.2±0.3)

少し減らした時期もあった。その時は小さな血栓が目に飛んで閉まったことがあるので減らすのもリスクがある。



なので、次の外来まで同量のワーファリンで経過観察をすることになった。



検査診察後は特別会計を済ませ、アプリから処方箋を送った薬を受け取りに行く。

担当薬剤師ともワーファリンについて話をする。気になってしょうがない。

接種した成分の残存量はどれくらいの期間で体から排出されていくのかは、はっきりとはわからない。なので数日後どれだけの出血リスクがあるのかはっきりとはいえないけど、原因がわかっているなら、徐々に数値も下がって行くでしょう。

次回の診察で確認しましょう。ということになった。



こんなに気にするにもわけがある。

一昨年の俊造手術後のワーファリン量の調整中、昨年の春に排卵時出血で腹腔内で大量出血(3.5ℓ)を体験した。今まで効きが悪かったワーファリンがしっかり効いてしまったタイミングと排卵時の出血が重なってしまった。本当にとんでもないタイミング。

その時のpt-inrが4ちょい。なので今回の4越えも戦々恐々としてしまう。


しかし、出血原因の排卵時出血は、今はジェノゲスト服用で抑えられている。

そこまで心配しなくても良いとは思うのだけど、絶え間なく続く冷や汗、腹部の痛みと嘔吐と吐き気、40度近い発熱。腹部はカエルのように膨らみ息をするのがやっとで急性虫垂炎や腹膜炎よりも痛み強く、正直やべえ。と思った経験があるのでなかなか楽観視ができない


緊急入院→ICU→手術→ICUで2週間近く入院。下腹部は再び25センチの正中切開の傷ができた。人生通算11回目の全身麻酔手術である。






薬を受けとった後は毎月定例となった院内勤務の友人と近隣で食事。

毎月食べにいく店を考えるもの楽しい。最近の出来事や色々と話していると気が紛れる。

友人の昼休みが終わり、敷地内の職場へ戻っていった。


食事をし気分転換ができたら、すっかり気分は楽観的に。切り替えが早い。

物心ついてからすでに病と共に生活をしているとそうなるのかもしれない。




見送った後は会計や薬の待ち時間で疲れた体を休めるため敷地内のカフェ一息ついた。ランチを一緒にした友達から300円割引のチケットをもらった。

友達がくれた300円OFFクーポンのおかげで940円のケーキセットが640円で行けた。

うれしい












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