今日の日記10/22 ククルティハールからのダルバード
まるでつきものが落ちて行ったかのように、体重が減っていた。
どう足掻いても45kg台から落ちなかった体重がやっとベストの44kg台に落ち着いたのだ。
ゴム人形にようになっていた両下肢は久しぶりに元来の輪郭を思い出したようだ。
朝食後の家を出るまでの時間は本を読む時間に当てている。ここ最近はシンガポールの作家、あるフィアン・サァットのマレー素描集を読む。
シンガポールへまた行きたい。と地団駄を踏んでおきながら,読んでいれば知っていれば明らかに旅に深みが出るであろう、そこで生まれ育った人々が描いた作品を読んだことがなかった。マレー人であるアルフィアンから見た多民族国家のシンガポールはまた新たな学びを与えてくれる。
行きのタクシーで運転手が言う
「最近は車が全部同じ形ばかりなんですよ」と、
その発せられる言葉のニュアンスからは残念さが伝わってくる。
ワゴニアがリニューアルされたときのそれじゃない感を強く感じていた私はその意味がとても良く理解ができてしまった。
到着するまで二人でずっと車のデザインの話をする。
子供の頃に乗った車や、二十代の頃に乗りたかった車の話、「僕の時はあの四角いセダンに乗れるのが夢だったんですよね。」と。
わかる〜などと言っている間に目的地に到着した。体が完全に車でこれでもか。と2人で車の話をした。
昨晩、ククルティハール(ネパールの犬をとにかく愛でるお祭り。ネパールでは犬は神様の使いとしてとても大切にされているらしい)の話をして以来、ネパール=ダルバード。となり無性にを食べたくなってしまった。
なので今日のランチはウーバーでダルバード。
ネパール料理は、20代から30代にかけて自分にとってのふるさとの味はこれ。というほどネパール人のアマル爺ちゃんのスープカレーずっと食べていた。食べていたカレーやお米がなくなるとじいちゃんはお皿に追加のカレーを入れてくれた。お腹いっぱいになってくれるのが嬉いのだそう。ネパールではよくある光景らしい。
ネパールのスパイスは私の懐かしふるさとのような味。ここに越してきて、知り合いも友達もいない時から慣れ親しんだ味。じいちゃんは数年前にエベレストの方へ里帰りした。
今日は懐かしい気持ちになりながら美味しくダルカレーをスプーン一杯一杯を大切に大切に食べた



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