すがすがしいほどのクズ

 昨日、母親と引っ越し後に通うどこと或る科の病院はどこががいいか、という話をしこの病院はどうか?と尋ねてみると

急に声のトーンが落ち何かいいた気な感じ。


どうしたのか。と聞いてみると

30年前に別れた父親がそこの病院入院し、そこの病院代を踏み倒した。との事。

そして残った荷物は当時の共通の知り合いが取りに行きそのあとの処理を済ませてくれたのよ。と。


おいおい。

大人になってから周りにいた人から聞いたエピソ―ドや自分が思い出した父親の記憶を掘り起こしてみても(家では寝てるか怒鳴るか。基本臭い。外でも日常的に子供に暴力をふるう。術後の子供の前でもタバコを吸う。自分のいう事を聞かないと片腕を持ち引きずり回す。年頃の娘の体を触ろうとする。借金まみれ等々)絵にかいたようなクズだな。と思っていましたがこの話を聞き本当にしょうもない人間だと思いました。

母の苦労を思うと胸が痛みます。


祖母からは「離婚したあとも向うの両親から息子(元父親)の借金が返せないから助けて欲しいと連絡があったのよ。やさしい人達なのに気の毒だと思った」と。

祖母は元々家庭の事情(昔は裕福だったけど祖母の父親が博打好きで家の財産をほとんどそれで食ってしまった)でお金が無く小学校までしか行けていません。ですが戦時中疎開先で祖父と出合い会社を作り実業家として成功しました。儲けがでれば会社を作り、戦後仕事がなくなった親戚や、そして女性達の働き口を紹介していた。と子供の時は周りの方から「おばあさまには本当に感謝しています。」とよく聞いたものです。

祖母が築いた資産をもとに祖父は商売を広げていきかなりの大きな金額を動かすようになり、次第にその界隈ではカリスマ的な存在になっていきましたが欲が出すぎそのしわ寄せはすべて祖母。祖母が株式等で築いた資産もすべて祖父に使われていきました。毎日激しい喧嘩をしていた。と言う話も聞いていました。

ですが誰かに何かをすることは怠らなかったため(気に入らん人はいびってたけど)、縁がきれた元父親側からの資金援助の話もことわらなかったのでしょう。断ってしまうと父方の祖父母の生活が出来なくなると知っていたからです。父方の祖父母は学校の校長ががいたり商工会議所で働いていたりと俗にいうかたい、そして安定職についていた人が比較的多く土地も家もありそれなりの資産のある家だったと記憶していますが父親のおかげでだいぶ大変だったと思います。武道の有段者なので力でもってこられたら祖父母もたまったもんではありません。非常にタチが悪い。

既に亡くなっていますが父方の祖父母の苦労を思うと言葉にできません。


まあ、昨日の話を発端にいろいろと記憶を呼び起こし事ができました。これでもし私や家族に何かがあり父親が呼んでもないのに来た場合は躊躇する事なくさわやかに警察や弁護士を呼べそうです(もともと呼ぶつもりだったけど笑)


彼のことはこんな人間にはなりたくもない.という反面教師として見ています。

私は私を大切にしてくれる人を大切にしていきたい。

こんな人間には絶対にならないし。なりたくもない






コメント

人気の投稿