ポッキーの日
11月11日
この日は人生で初めて海外旅行へ行った日
成人式の着物は必要ないからその分海外旅行代にして頂戴。と母親に言い2週間程イタリアへ行ってきました。もう23年も前の話です。
当時、周りの友人達に成人式に着る着物の金額を尋ねると40万~120万。当時カルバンクラインの上下スーツが大変お気に入りで成人式にはこれで出ようと決めていたからまあいいや。着物自体着るのが面倒だし、それで動くのはさらに面倒。その金額であればイタリア旅行は安い。と思い行ったのです。
ミラノを起点に2週間程かけ南下していき最終地はナポリ
歴史的建造物が美しい都、目に映るすべてのものがまるで美術の教科書からそのまま出てきたような美しさ。と言うより当たり前だけど本で見るよりも断然美しい。
ただ、古い建物が立ち並ぶ街あるあるで、方向音痴の私は宿泊先から5分弱の所でも帰り道がわからなくなってしまい、その辺にいたおじさん(自分の事マルコって呼んでって言ってたな)に道案内をしてもらい帰ったり。
やっと浮上で来た時には次の地へ。
ミラノでダダヴィンチの最後の晩餐、ミケランジェロのロンダ二―二のピエタ。ヴェネトでポンテベッキオ。
フィレンツェの三ツ星レストランで78年のバローロを飲んだり、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂へ上りクーポラの丸っとした建築方法を想像し鼻息が荒くなったり、その景色に心振るわせたり、中田が居たペルージャにも行き、彼も使っているロッカー室の中へ案内してもらったり、
ローマ滞在時は遅ればせながらのjetラグで動けずバチカンへは行けず仕舞い。だる思い底を漂ってる間にホテルの清掃担当の方が来た気配を感じていたけど起き上がることが出来ずそのまま更にだる重の底へ。
何処かのレストランでは厨房の中を見学させて頂いたり、お茶しにカフェへ行くとカメリエーレ(給仕の人)おじちゃんに頬にキスさせてと言われていく先々で頬差し出したり。
後で通訳にの人になんでみんなキスしたがる?と尋ねると私が小学生くらいに見えていて、こんな小さい子が自分の国に来てくれて美味しそうにご飯を食べお礼を言ってくれたから嬉しいのだ。と教えてくれました。
小学生。。当時恋人もいる19歳なのだが・・
まあ、どこへいっても変な押し売りから守ってくれるし可愛がってくれるいいか。
と思いつつ。
旅の工程の終盤あたりにいったポンペイは小さいころからNHKの特集でよく見て場所で大興奮。娼館のレリーフを絶対カメラに収める!と息巻いたものの序盤で写真をとりすぎたせいで記念に残せず泣く泣く最後の宿泊先に向かいました。
2週間という短い間に人生の大半の幸せを感じたのではないかと言うくらい楽しかった旅。
トレヴィの泉に再訪を願いコインを投げ入れたけれどもいまだ実現させていないのでそろそろ実現に向け動かないといけないな、と思う日々。
本当に楽しかった


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